デジタルサイネージについて調べていると、「スタンドアロン型」と「ネットワーク型」という言葉を目にすることがあると思います。
どちらもコンピュータやシステムの運用形態を示す言葉で、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
今回は、スタンドアロン型とネットワーク型の違いと、メリット・デメリットを紹介します。
目次
スタンドアロン型とは
スタンドアロン型は、他の機器やネットワーク型に接続せず、単独で動作するシステムやデバイスのことを指します。
たとえば、ネットワーク型に接続しなくても使用できるワープロソフトや、単体で機能する家電製品などがスタンドアロン型に該当します。
メリット
セキュリティ性が高い
スタンドアロン型は外部のネットワーク型に接続しないことから、ウイルス感染やハッキングなどのサイバー攻撃にあう心配がないというメリットがあります。
データのバックアップも機器から取り外した状態で保存できるため、自然災害での故障など、予期せぬリスクにも備えられます。
低コスト
スタンドアロン型のデジタルサイネージは、ネットワーク型に比べて安価で導入できます。
設置台数が少なければあまり変わらないケースもありますが、台数が多くなるほどコストの差が大きく開きます。
デメリット
コンテンツ更新に手間がかかる
スタンドアロン型は他のデバイスと直接データを共有できないため、更新に手間がかかります。
そのため、スピード感が求められる場合などは、ネットワーク型を選ぶほうがよいでしょう。
柔軟に対応できない
機器やソフトウェアによっては、スケジュール機能が搭載されていないスタンドアロン型のデジタルサイネージもあります。
その場合、時間帯や曜日で配信内容を変えるなどの柔軟さがなく、ターゲットに合わせた情報発信が難しくなります。
ネットワーク型
ネットワーク型は、コンピュータやデバイス同士が接続され、情報やリソースを共有するシステムを指します。
インターネットや社内 LANなどが代表例として挙げられ、データをリアルタイムで共有することが可能になります。
メリット
データ共有が容易
ネットワーク型は複数のデバイス間でデータを共有するため、遠隔地からでも配信内容を変更することが可能です。
また、デバイスを連携できることから一元管理が可能で、ソフトウェアの更新や設定変更も一括で実行できます。
拡張性が高い
新しいデバイスやユーザーを追加したい場合も、ネットワーク型であれば容易です。
そのため、接続したいデジタルサイネージの台数が増えても問題なく、規模を大きくしたい場合も安心です。
デメリット
セキュリティリスク
ネットワークに接続する場合、外部からの不正アクセスやウイルス感染のリスクは避けられません。
適切なセキュリティ対策は必須ですが、それでも「いつどこから侵入してくるかわからない」というリスクが常にあることはデメリットとなります。
導入・運用コスト
ネットワーク型は、スタンドアロン型に比べて導入や運用コストがかかりやすいです。ネットワークを引いていない場所に設置する場合は、ネットワーク環境も整えなければなりません。
すでにネットワーク環境がある場所に設置するのであれば、ネットワーク工事は不要で、比較的簡単に導入できます。
まとめ
スタンドアロン型とネットワーク型は、それぞれ異なる特徴やメリット・デメリットをもっています。
セキュリティ性やコストを重視する場合はスタンドアロン型、データ共有や柔軟性、拡張性を求める場合はネットワーク型を選ぶとよいでしょう。
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