ここ数年、店舗やイベント会場でよく見かけるようになったLEDビジョン。製品資料を見ると「P2.5」「P3.91」「P6.0」などの数字が書かれていますが、これが何を意味するのか分からない方も多いのではないでしょうか?

この数字、実は映像の美しさを左右する「ピッチ数」と呼ばれるものなんです。今回は特に人気の高いP2.5を中心に、実際の写真も交えながら、ピッチ数の違いによる見え方の差を徹底解説します!

ピッチ数って何?素朴な疑問から解説

「ピッチ数」と聞いても、ピンとこない方が多いと思います。簡単に言うと、LEDビジョンを構成する発光素子(LED)の間隔のことです。

例えばP2.5なら、LEDとLEDの間が2.5ミリ。P6.0なら6.0ミリ離れているということです。

この数字が小さいほど、同じ大きさの画面なら、より多くのLEDが詰まっていることになります。つまり、スマホの画素数と同じで、ピッチ数が小さいほど高精細な映像が楽しめるわけです。

私たちが実際に導入支援をした現場でも、このピッチ数の違いで見え方がまったく変わってくるんですよ。

P2.5のメリット、こんな場所におすすめ!

P2.5は、現場でもっとも重宝されるピッチ数の一つです。なぜなら、こんな特徴があるからです。

特徴詳細
視認距離約2.5m~
解像度の印象非常に高精細
向いている場所屋内の店舗やイベント会場
価格帯中~高価格帯

「このピッチ数、どれくらい離れて見るのがベストなの?」というのは、よくお客様から質問を受けます。

実はピッチ数と同じメートル数が目安になります。P2.5なら約2.5メートル以上離れて見るのがちょうどいい距離です。それより近づくと、少しLEDの粒々が見えてくることも。

先日、あるアパレルショップでP2.5のLEDビジョンを導入したところ、「思ったより綺麗で驚いた」とスタッフさんに喜んでいただけました。

実際に見比べてみよう!ピッチ数による違い

言葉だけでは伝わりにくいので、実際にピッチ数ごとの見え方の違いを説明します。

P6.0の場合

遠くからならバッチリ見えますが、近づくとドット感がはっきり。大きな文字や単純な映像ならOKですが、細かい表現は苦手です。屋外広告などに使われることが多いです。

うちの会社で扱っているP6.0は、5階建てビルの屋上に設置したケースが多いですね。通行人から「あのビルの電光掲示板、結構遠くからでも見えるね」と言われるほどの視認性です。

P3.91の場合

P6.0よりもかなり滑らかに見えます。中距離(4m前後)での視聴に最適。屋内イベントでよく見かけますね。

先月担当したライブハウスでは、P3.91を採用。ステージから客席までの距離がちょうど良く、コスパも考慮した結果でした。

P2.5の場合

これが今回の主役! 近距離でもほとんどドット感を感じません。まるで液晶モニターのような滑らかさです。

大阪のとあるクラブでP2.5を導入した際、お客さんが「こんなに綺麗に映るなら、もっと早く入れれば良かった」と言ってました。それまではプロジェクターを使っていたそうですが、明るい照明下でもクッキリ映るLEDビジョンの方が圧倒的に見やすいとのこと。

実際の現場で役立つ!用途別ピッチ数選び

私たちが経験した数多くの導入事例から、用途別の最適なピッチ数をご紹介します。

使用場所おすすめピッチ数現場の声
道路沿いの看板P6.0~P10.0「遠くからでも十分見える。コスト重視なら大きなピッチ数で」
店舗の外装P3.91~P4.8「店の前を通る人に訴求するなら、この範囲がベスト」
ライブハウスP2.5以下「演者の表情まで見せたいなら、絶対P2.5」
高級店舗内装P2.0~P1.5「お客様と近い距離で見せるなら最高品質を」

特に店内用途では、お客様との距離が1~3mということが多いですから、P2.5を選ぶことで「おっ!」と思わせる映像美を実現できます。私自身、P2.5のサンプルを持っていくと、お客様の反応が全然違いますね。

成功事例:大阪のナイトクラブ導入例

具体的な成功事例をご紹介します。

半年前、大阪ミナミにあるナイトクラブからご相談をいただきました。「ステージ背景に何か映像を映したい」とのこと。そこでP2.5をご提案し、幅2.4m×高さ2.0mのLEDビジョンを設置しました。

導入後、こんな効果がありました:

  • DJイベントの際、迫力ある映像演出が可能に
  • アーティストがステージに立つとき、背景に映像を流せるように
  • お客さんがSNSにアップする写真映えが格段に向上

特に印象的だったのは、オーナーさんの「これで他店との差別化ができた」という言葉です。実際、導入後は週末の予約が増えたそうです。

結局どうすればいい?ピッチ数選びのまとめ

ピッチ数選びで覚えておくべきポイントは3つです:

  1. 小さいピッチ数ほど高精細だが、その分高価になる
  2. 視聴距離に合わせて選ぶ(近距離ならP2.5以下が理想的)
  3. 屋内と屋外では最適なピッチ数が違う(屋外は大きめでOK)

結局のところ、「どれだけキレイに見せたいか」と「予算」のバランスで決まります。でも、近い距離で見せる場合は、少し予算を上げてでもP2.5を選んだ方が、お客様の「おっ!」という反応は断然違います。

LEDビジョンの導入、初めてでも安心

「LEDビジョンって初めてだし、何を選んだらいいか分からない…」

そんな方も大丈夫。私たち「ONE LICHT(ワンリヒト)」は、これまで数多くのLEDビジョン導入をサポートしてきました。

設置場所の写真を送っていただければ、最適なサイズやピッチ数、取付方法までアドバイスさせていただきます。

「うちの店に合うかな?」「予算内でできる?」など、どんな些細な疑問でもお気軽にご相談ください。