近年よく耳にすることの増えた「LEDディスプレイ」ですが、従来の「液晶モニター」と何が違うのでしょうか?
両者は多くの製品で採用されているディスプレイですが、それぞれの特性を理解したうえで選ぶことが大切です。
この記事では、LEDディスプレイと液晶モニターの違いを6つのポイントに絞って解説します。
ディスプレイやモニター選びでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
LEDディスプレイと液晶モニターの違いを6つ紹介
早速、LEDディスプレイと液晶モニターの違いをみていきましょう。
①明るさ
LEDディスプレイと液晶モニターは、明るさ(輝度)が大きく異なります。
画面の明るさの単位には「cd(カンデラ)」が使われますが、この数値は高いほど明るくなります。LEDディスプレイと液晶モニターそれぞれの明るさは、次の通りです。
- LEDビジョンのディスプレイ:1,200〜6,000cd
- 液晶モニター:300〜600cd
上記の数値から、LEDディスプレイは液晶モニターよりも高輝度で、圧倒的に明るいことがお分かりいただけると思います。
LEDディスプレイは、太陽の下でも画面に映っているものが鮮明に見えるほど明るいのが特徴ですが、液晶モニターは輝度が低く、基本的には屋内向けとなります。
②視野角
視野角は、LEDディスプレイや液晶モニターを斜めからみたときに、正常に見える最大の角度のことです。
LEDディスプレイは視野角が広く、さまざまな角度から鮮明な映像を見ることが可能です。
しかし、液晶モニターは正面に向けて光を発していることから、斜め横や上下から見ると、映っている映像が見えにくくなります。
そのため、多くの人が1つの画面に注目する、大規模なイベントにはLEDディスプレイのほうが向いているといえます。
③設置の自由度
LEDディスプレイは形状やサイズの自由度が高く、さまざまな場所への設置が可能です。
たとえば、曲面や立体など、液晶モニターでは設置できないような形を実現できるというメリットがあります。
液晶モニターは薄型で省スペースで設置できますが、LEDディスプレイのような形状の自由度はありません。
④耐久性と寿命
LEDディスプレイは寿命が長く、一般的な耐用年数は約50,000時間とされています。年月に換算すると連続稼働時間はおよそ5年となります。
液晶モニターの寿命は約15,000〜50,000時間で、どちらも製品や使用環境、使い方によって大きな差が出ます。
⑤消費電力
LEDディスプレイに使われているLEDはエネルギー効率が高く、同じ明るさを維持する場合、液晶モニターよりも電力の消費量が少なく済みます。
その差は「とても大きい」というほどではありませんが、同じ明るさをキープすることを考えると、消費電力の差が小さく済むのは、やはりLEDのエネルギー効率が優れているからです。
液晶モニターにも消費電力の低い製品はありますが、LEDほどエネルギー効率は高くなく、長時間使用するほど電気代に大きな差が開くことになります。
⑥コスト
LEDディスプレイと液晶モニターは、どちらもサイズが大きくなるほどコストが高くなります。
ただ、大きなサイズの液晶ディスプレイの場合、製品によってはLEDディスプレイのほうが低コストで導入できる可能性もあり、製品とサイズを比較検討することが大切です。
LEDディスプレイは、初期費用と設置にかかるコストが高くなりがちですが、消費電力の低さや耐久性、寿命の長さを考えるとランニングコストに優れているといえるでしょう。
まとめ
LEDディスプレイと液晶モニターは、似ているようで明確な違いがあります。どちらを選ぶかは用途や設置場所、予算など複数の観点から検討することが大切です。
最適なディスプレイやモニターを選びたい方は、ぜひLED VISION OSAKAまでご相談ください。
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