LEDビジョンの設置環境やスペックによっては、昼間になると見えにくくなったり、情報が思ったように伝わらなくなったりすることがあります。
この状態は故障ではなく、設置環境やスペック、映像設計に問題があり、視認性が大きく低下していることがほとんどです。
今回の記事では、LEDビジョンが昼間に見えなくなる原因や、昼間でも視認できるために必要なスペック、機材を変えずに改善できる工夫について解説します。
目次
LEDビジョンが昼間に見えなくなる原因
LEDビジョンが昼間に見えにくくなる理由としては、いくつか考えられます。
まず代表的なのが、直射日光による輝度不足です。屋外の日中は最大で10万ルクス前後の強い光になります。しかし、屋外用途を想定していない低輝度のLEDビジョンでは、この環境下では画面の明るさが負けてしまいます。
その結果、映像が白っぽく飛んだり文字が背景に埋もれたりして、「見えない状態」になってしまうのです。
もう一つの原因となるのが、光による色の見え方の変化です。昼間の強い日差しを受けると、黒の部分が浮き上がってグレーのように見えたり、パステル系の色が全体的にくすんでしまう現象が起こります。
この現象が生じるとコントラストのメリハリが弱くなり、視認性や訴求力が大きく低下します。
昼間でも見やすいLEDビジョンに必要なスペック
昼間でもしっかり見えるLEDビジョンを実現するためには、「とりあえず明るいものを選ぶ」という考え方だけではNGです。
ここでは、昼間の視認性を確保するために事前にチェックしておきたいポイントを2つ紹介します。
輝度の基準
まず重要なのが輝度(cd/㎡)の基準です。屋外に設置する場合は、日差しの影響を強く受けるため、おおむね5,000〜8,000cd/㎡程度の高輝度モデルが目安になります。
一方で、窓の内側から屋外に向けて表示する場合は、環境光の影響を受けるものの直射日光ほどではないため、1,000〜2,500cd/㎡程度でも視認性を確保できます。
設置場所によって必要な明るさは大きく変わるため、その場所に応じたスペックの製品を選びましょう。
自動調光システムの有無
次に注目したいのが、自動調光センサーの有無です。昼間は最大輝度で表示し、夜間は自動的に明るさを抑えることで、眩しさによるクレームや無駄な電力消費を防ぐことができます。
特に人通りの多いエリアや住宅街に設置する場合、この機能は安定性に大きく関わります。
このように、昼間の視認性を確保するためにも、輝度と周囲に応じて明るさを調節する機能をチェックしておきましょう。
機材を変えずにできる「昼間」の映像デザインのコツ
LEDビジョンの視認性はスペックに左右されますが、機材を変えずに改善できる場合もあります。映像の見せ方を工夫するだけでも、昼間の見えにくさをある程度カバーすることは可能です。
ここでは、視認性を高めるための基本的なデザインのコツを紹介します。
文字を主役にしたシンプルな設計にする
LEDビジョンで昼間に流すコンテンツは、細かい映像や複雑なデザインにすると情報が埋もれやすくなります。
そのため、「きれいな映像」を優先するよりも、「何を伝えるかが一目で分かる設計」を意識することが大切です。
多くの通行人は長時間画面を見続けないため、短い言葉で要点が伝わる構成にすることで情報の認識率向上につながります。
強いコントラスト配色を使う
昼間の強い日差しの中では、色の差が弱いデザインは見えにくくなります。そこで、「白と黒」「黄色と黒」など、コントラストの強い配色を意識してみましょう。
背景と文字の差をはっきりさせることで遠くからでも内容が認識しやすくなり、視認性の改善につながります。
1画面1メッセージで短く見せる
LEDビジョンは歩行中や移動中に見られることが多いため、情報量が多すぎると一瞬で理解されずに流れてしまいます。そのため、1つの画面で伝える情報は1つに絞るのが基本です。
シンプルなメッセージで構成することで、5〜8秒程度の表示時間でも内容が伝わりやすくなります。
まとめ
「昼間にLEDビジョンが見えない」という現象は、機器の不具合ではなく、設置環境や条件の見落としが主な原因だと考えられます。
そのため、現地の環境を踏まえたうえで専門業者に相談することで、昼間に見えないなどのミスを防ぎやすくなります。
弊社LEDビジョン大阪では、設置環境や目的に応じた機種選定から保守・運用までワンストップで対応しています。導入前の段階でもお気軽にご相談ください。
LED VISION OSAKAの詳細はこちらから>>