近年、撮影機材や店舗照明、アウトドア用品などでCOBライトが採用されることが増えました。
LEDライト自体はすでに身近な存在であり、「COBライトと何が違うの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、COBライトとLEDの違いやメリット・デメリットについて解説します。
目次
COBライト(Chip on Board)とは?
COBライトとは、基板の上にLEDチップを直接たくさん並べ、一つの大きな光源とするものを指します。
従来のようにLEDチップを個別にパッケージ化するのではなく、チップを密集させ、その上から樹脂でコーティングするのが大きな特徴です。
そもそもLEDは発光方式の総称であり、LED素子は「SMD方式」「COB方式」「砲弾型」と、大きく3つのタイプにわけられます。
つまり、COBライトはLEDライトの一種ということになります。
COBとSMDの違い
COBライトと一般的なLEDライトの違いは、主に構造と光り方にあります。以下で、従来のSMDとCOBライトの違いをみていきましょう。
構造の違い
SMD方式では、LEDチップをパッケージ化して基板に実装します。一方、COB方式ではLEDチップを基板に直接実装するため、構造がシンプルで密度の高い配置が可能です。
光り方の違い
SMDは点状の光が集まって発光するため、影が複数重なりやすい傾向があります。COBは面全体で光るため、影が柔らかく自然に光が広がります。
明るさと放熱性の違い
COBライトは狭い範囲にLEDチップを集約できるため、小型でも十分な明るさを確保できます。また、基板に直接実装されていることで放熱効率が良く、高出力でも安定しやすくなります。
COBライトが向いている使用シーン
ここからは、COBライトの活用が向いているシーンを紹介します。
流通量としてはSMD方式のほうが多いものの、COBライトが適している場面も少なくありません。以下で詳しくみていきましょう。
撮影・スタジオ照明
面で発光する構造を活かし、プロの撮影現場での照明にCOBライトが活用されています。
COBライトであれば人物の肌をなめらかに見せたり、商品の質感を自然に強調したりすることが可能になります。
近年では、動画配信やコンテンツ制作の現場を中心に、COBライトがスタジオ照明の主流として採用されるケースも増えています。
作業灯・アウトドア
COBライトは、コンパクトでも十分な明るさを出しやすいという特性があります。
そのうえ放熱性にも優れているため、長時間の点灯や手元周りをしっかり照らしたい作業灯や、夜間の屋外・キャンプシーンにも向いているといえるでしょう。
LEDビジョン
COBの技術は、照明での用途だけでなく、LEDビジョンの分野でも活用が進んでいます。
細かなピッチで発光できるため、近距離から見た場合でも文字や映像を滑らかに表示しやすくなります。
さらに、LEDチップが樹脂の中に密閉されているため、空気中の水分(湿度)やホコリが直接チップに触れることがありません。
その結果、故障の原因となる「電極の腐食」や「ショート」が起きにくく、製品の寿命が長くなります。
まとめ
COBライトは、すでに撮影での照明や作業灯、アウトドアでの照明など、さまざまなシーンで活用されています。
COBライトはLEDの種類の一つですが、それぞれにメリットやデメリットがあり、用途や設置環境によってベストな選択は異なります。
採用されている技術や構造を踏まえたうえで、もっとも適切な製品を選びましょう。
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