ディスプレイのことを調べている時に、「視野角」というフレーズを目にしたことがある方もいると思います。
なんとなく見え方に関係するイメージはあっても、具体的にどんな意味なのかを説明できる方は少ないのではないでしょうか。
しかし、視野角はディスプレイをえらぶうえで重要なポイントの一つ。
視野角を正しく理解しておくことで、設置場所に適したディスプレイを選びやすくなります。
そこで今回の記事では、LEDディスプレイの「視野角」の意味や、角度によってどう見え方が変わるのかについて解説します。
目次
LEDディスプレイの視野角とは?
LEDディスプレイの「視野角」とは、画面を正面からずらして見たときに、色や明るさがどの程度まで正確に表示されるかを示す角度のことです。
視野角が広いほど、斜めから見ても映像の色やコントラストが変わりにくく、どの位置からでも自然に表示を確認できます。
反対に、視野角が狭いディスプレイは正面以外から見ると色が薄くなったり暗く見えます。
水平方向の視野角
水平方向の視野角は、ディスプレイを左右から見たときの見え方を示します。
例えば、ショッピングモールや駅構内など、通行人がさまざまな角度から画面を見る環境では、水平方向の広さが非常に重要になります。
というのも、視野角が狭いと横から通る人には映像が見えづらくなり、広告効果が下がってしまうこともあるからです。
そのため、多方向から視認される場所では、できるだけ広い視野角を持つLEDディスプレイを選ぶことがポイントとなります。
垂直方向の視野角
垂直方向の視野角は、上もしくは下から見た際の映像の見え方を指します。
垂直方向の視野角が広いディスプレイであれば、上の階や低い位置から見上げる場合でも、色の変化や明るさのムラが起こりにくくなります。
特に、展示会場や階段近くの設置など、人がしたから見上げるような場所に設置する場合は、垂直方向の視野角もチェックしておきましょう。
人の視野角との関係
人間の視野角は、両目で見た場合に水平方向におよそ150〜200度、垂直方向で120〜130度といわれています。
ただし、この全範囲で細かい色や文字を正確に認識できるわけではなく、中心から外れるほど認識力は落ちます。
そのため、ディスプレイを設置する際は「人が自然に視線を向ける位置」に合わせて、最適な視野角を確保することが大切です。
LEDディスプレイの視野角は製品によって異なる
LEDディスプレイの視野角は、用途や設置環境によって最適な値が異なります。
屋内用ディスプレイでは、一般的に水平方向120〜160度・垂直方向120〜160度が標準的なスペックです。
一方、屋外用ディスプレイの場合は、水平方向120〜160度・垂直方向50〜80度程度が一般的な数値となります。
なお、屋外では上から見る機会が少なく、直射日光の影響を抑えるために、上方向の視野角をあえて絞って設計されることもあります。
まとめ
LEDディスプレイの視野角は、映像の見え方や伝わり方を大きく左右する重要な要素です。
設置場所や視聴環境に合わせて、どの角度からでもきれいに見える仕様を選ぶことで、より効果的に映像を演出できるようになります。
LEDビジョン大阪では、設置環境に応じた最適なディスプレイ選定や施工をサポートしています。
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