パソコンやデジタルサイネージなどに使用されるディスプレイは、年数が経つと映りが悪くなったり、故障したりして使えなくなることがあります。

しかし、ディスプレイは精密機器であり、家電リサイクル法などのルールに基づいて適切に処分しなければなりません。

今回の記事では、古くなったディスプレイの正しい処分方法と、注意すべきポイントについて解説します。

目次

古くなったディスプレイの処分方法

早速、古くなったディスプレイの処分方法を紹介します。代表的な処分方法を7つピックアップしましたので、自分に合った方法を検討してみてください。

家電量販店に持ち込む

最も手軽なのが、購入した家電量販店や近くの大型店舗に持ち込む方法です。

多くの店舗では、メーカー問わずディスプレイを有料で回収してくれるサービスを行っています。

回収費用は数百円〜数千円程度で、液晶やサイズによって異なります。

製造メーカーに回収を依頼する

「PCリサイクルマーク」がついたディスプレイであれば、メーカーが無料で回収を行ってくれます。

マークがあるかをディスプレイの側面もしくは背面で確認しましょう。

ディスプレイメーカーの回収受付窓口から、インターネットもしくは電話で申し込むのが一般的です。

申し込み後にメーカーから伝票が送られてくるので、ディスプレイを梱包して伝票を貼り、最寄りの郵便局に持ち込めば完了です。

出典:リサイクルの手順|一般社団法人 パソコン3R推進協会

自治体と連携した回収業者に依頼する

自治体によっては、認定を受けたリサイクル業者が定期的に回収を行っています。

市区町村の公式サイトや広報誌で回収日を確認し、指定日に出すことで適切に処分できます。

自治体の回収ボックスを利用する

駅や公共施設などに設置されている「小型家電回収ボックス」を利用できる場合もあります。

ただし、ボックスのサイズや対応品目に制限があるため、モニター全体をそのまま入れられないこともあります。

あらかじめ居住地の自治体ホームページで、対応状況を確認しておきましょう。

リサイクルショップで売る

まだ映る状態であれば、リサイクルショップや中古家電店で買い取ってもらえる場合もあります。

年式が新しいものや人気メーカーのモデルなら、買取価格がつくかもしれません。

ただし、古い機種や動作不良がある場合は引き取り不可となるケースもあるため注意が必要です。

不用品回収業者に出す

引っ越しや事務所整理などで大量の機材を処分する際は、不用品回収業者の利用が便利です。

事前に見積もりを取り、リサイクル対応かどうかを確認してから依頼しましょう。

なお、「無料回収」をうたって不法投棄する悪質業者も存在するため、口コミや許可番号の有無を確認することをおすすめします。

フリマアプリや掲示板で売る・譲渡する

個人間取引アプリや地域掲示板を通じて譲渡する方法もあります。

「映らなくても良いのでパーツ取り用として欲しい」というニーズもあるため、思わぬ形で再利用されることもあります。

出品する際は、後からトラブルが生じないように、ディスプレイの状態を正しく記載しましょう。

古くなったディスプレイを処分する際の注意点

ディスプレイを処分する際は、まず「PCリサイクルマーク」の有無を確認しましょう。

PCリサイクルマークがあればメーカーによる無料回収の対象となりますが、マークがない製品は有料回収になります。

また、液晶モニターは家電リサイクル法の対象外でも、処分費用がかかる場合があります。

特にブラウン管タイプはリサイクルコストが高く、3,000円以上かかることもあるため、事前に見積もりを取っておくと安心です。

さらに、ディスプレイには鉛などの有害物質が含まれる場合があります。

家電リサイクル法や自治体のルールに沿い、適切に処理しましょう。

まとめ

ディスプレイを正しく処分するためには、リサイクルのルールや費用について事前に確認しておくことが大切です。

適切な方法で処分することで、環境への負担を減らしながら機器を入れ替えられます。

古いサイネージディスプレイの入れ替えや、業務用LEDビジョンへのリプレイスを検討している方は、ぜひLED大阪までお気軽にご相談ください。

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