目次
店頭のプロモーションや施設内の案内表示など、さまざまな場面で活用されているデジタルサイネージ。
導入にはコストがかかるので、「PCモニターを代用しても問題ないのでは?」と考える方も多いのではないでしょうか?
どちらも映像や画像を映すディスプレイですが、実は用途や設計に大きな違いがあります。
そこで今回の記事では、デジタルサイネージとPCモニターの違いについて、さまざまな角度から解説します。
デジタルサイネージの代わりにPCモニターを活用しようとお考えの方は、ぜひチェックしてみてください。
デジタルサイネージとPCモニターの違い
デジタルサイネージとPCモニターは、どちらも「情報を映す」ためのディスプレイですが、設計や使用目的は大きく異なります。
デジタルサイネージは公共空間での長時間運用や多拠点管理を前提として作られており、表示性能や機能面で業務用途に特化しています。
一方で、PCモニターは個人の作業やデスクワークに適したスペックになっており、映像の表示自体はできても、業務用運用には不向きな面もあります。
この違いを理解せずに代用しようとすると、「思ったより画面が暗い」「長時間表示すると焼き付いた」など、予期せぬトラブルが発生する可能性もあるため注意が必要です。
用途・目的の違い
デジタルサイネージは、以下のように不特定多数の人に向けて情報を届けることを目的に設計されています。
- 店舗の広告表示
- 施設内の案内
- イベントの告知
表示するのは、動画・静止画・テキストなどの視覚コンテンツが中心で、基本的に見ている人が操作することはありません。
一方、PCモニターは、ユーザーが操作しながら作業することを前提としたデバイスです。
オフィスでの文書作成やWebの閲覧、クリエイティブ作業など用途は多岐にわたりますが、「表示を見る側」ではなく「使う側」のための設計となっています。
耐久性と稼働時間の違い
デジタルサイネージは、長時間連続して稼働することを想定して作られており、高い耐久性を備えています。
バックライトや内部構造も長時間耐えられる仕様で、常に安定した画質を保ちつつ、焼き付きや輝度の低下を防ぐ設計となっています。
その点、PCモニターは長時間の連続表示を想定しておらず、一定時間でスリープモードに入るなど断続的な使用に適した設計です。
そのため、サイネージのように常時表示で使用すると寿命が短くなる可能性があります。
画面の明るさと視認性の違い
デジタルサイネージは、屋外や明るい場所でもはっきりと情報が見えるよう、高輝度のディスプレイが採用されています。
特に屋外用のデジタルサイネージは、直射日光下でも文字や映像がはっきりと認識できるように設計されています。
また、輝度だけでなく視野角も広く、多くの人が異なる角度から見ても、色の変化や明るさのムラが少ないという特徴があります。
一方でPCモニターは室内での作業には十分な明るさですが、強い光が差し込む窓際や屋外では表示が見えにくくなることもあり、デジタルサイネージほどの性能はありません。
さらに、限られた場所から見ることを想定しているため、斜めから見ると色味が変わって見えてしまいます。
まとめ
デジタルサイネージとPCモニターは見た目は似ていても、設計や機能性は大きく異なります。
そのため、状況によってはPCモニターでの代用が難しく、見えづらかったり表現したいことができなかったりします。
デジタルサイネージの導入時には、価格やサイズだけでなく「どう使いたいのか」を明確にし、それに応じた機器を選ぶようにしましょう。
これからデジタルサイネージの導入を検討している方は、ぜひLEDビジョン大阪にご相談ください。
高品質なデジタルサイネージやLEDビジョンを相場よりも安く提供しております。設置工事や運用もワンストップでお任せいただけますので、せひお気軽にお問い合わせください。
LED VISION OSAKAの詳細はこちらから>>